2004年9月29日  「データサーバ」
 コンピュータ室の更新で,児童一人一台になりました。先生機から40
台の子機をリモートで立ち上げることができます。問題や辞典のサーバも
あり可能性を秘めています。
○ 学習環境の維持
 ViXを核とした,これまでの学習環境を再構築しました。
 ・スマイルペイント(おえかき)
 ・コンポーザ(へんしゅう)HTML モジラ
 この2つをパーソナルビューに設定しました。
 ・LANDISKをデータサーバに
○ 課題
 ・データの読み出しに時間がかかる
  一斉にデータを読みに行くときは特に一時停止することがあります。
 ・データの保存時にエラー
  他のプロセスと重なっているというエラーメッセージが出て上書き
  できなくなります。(別のフォルダなら保存できます。)
○ ハブ?
 以前もデータの読み出しが一時停止することがありました。ハブを交換
すると解決しました。そこで,新しいハブを古いハブに置き換えてみまし
た。改善されませんでした。
○ データサーバ
 これまで問題なく使ってきたLANDISKを新しいサーバに変えてみました。
 ・LANDISK/box1 → server1/common/box1
今のところ,順調で,2つの課題が解決しました。
 

2004年9月28日  「○とびのすう」
 マス計算「2とびのすう」と「5とびのすう」を追加しました。
○ ふだんの練習
 「にい,しい,ろお,はあ,とお」と2とびの数で数えるのが当たり前
のように感じますが,ふだんの練習にも個人差があるようです。
○ 回数練習
 珠算でも,同じ数を繰り返し加える「回数練習」で基礎の練習をしまし
た。だれでもできそうな繰り返しの足し算ですが,改めて練習する必要が
ある児童用に用意しました。
○ かけ算へ
 2の段と5の段ですから,かけ算への架け橋にもなると思います。
○ 導入
 1年生から導入できそうですが,マス計算の仕組みになれてないうちは
無理でしょう。まず,鉛筆で書くマス計算から練習しましょう。
 

2004年7月04日  「マス計算」
 「基礎基本」の声かけとともに「百マス計算」が復活して来ました。
「じぶんでドリル」にも「マス計算」を入れてみました。
○ Webでは
「百マス計算」と言えば「かけ算」が出てきます。Webでは,表計算の
マクロを活用したソフトもありました。「百マス計算」の評価は二分して
いました。「ただの記憶の訓練だ」「とにかく早く答えられるべきだ」な
どなど,どちらにも言い分があるようです。
○ 図示の工夫
「じぶんでドリル」の特徴でもありますが,単なる記憶の定着ではなく,
図示することで,理解を促すことや間違いに気づくことをねらいました。
最初からヒントを出すのではなく,答えを入れたら,図と式が出るように
しました。
○ 学習内容
 学習内容は,「5までのすう」「10までのすう」くり上がりのない「た
しざん(1)」繰り下がりのない「ひきざん(1)」くり上がりのある「たしざん
(2)」繰り下がりのある「ひきざん(2)」「かけざん」「わりざん」です。
「2とびのうす」や「5とびのすう」も計画しています。
○ 記録と表示
 百問は多いので,40問としています。ただし,成績は100マスなら○分○
秒と表示しました。正答数一問当たり時間を百倍しています。最大10分と
しましたが,二年生では,10分で足りない児童もいました。
○ 児童の反応
 単純なので,のりはいいです。ただし1年生は,なんのことか分かりま
せん。はやり,「百マス計算」の経験が前提です。ふだんの「百マス」と
の連携があれば,効果も倍増するでしょう。
○ 不具合
 ときどき,問題の数が指定場所から離れて表示されます。不思議です。
まだ,原因がわかりません。再現性はありますが,まれです。
 テンキーが活躍しますが,使っているテンキーがときどき,押さないの
に数字を出力することがあります。


2004年7月03日  「ミス記録」
 「ローマ字テスト」から,自分の苦手の段を見るけるようにと言っても,
そんなゆとりはないようです。そこで,タイピングのミスを記録して,最後に
表示することにしました。
○ カウント
 間違えた文字をそのままカウントして,棒グラフで表示しました。
母音の「aiueo」と子音の「kstnhmyrwgzdbp」のどの文字
を何回間違えたか分かります。
○ 記録の保存
 ミス記録の保存は,しませんでした。児童自身が自分の傾向をつかんで,
補習に役立ててくれることが目的です。どこでつまづいているか分かれば,
「じぶんで」学習を進めてくれると期待しています。


2004年6月27日  「typing 苦手を練習」
 「ローマ字テスト」を入れて,児童の力がはっきりしてきました。
○ 到達
 数回の練習を終えた5,6年生の内,約半数が1分間40字のテストを通過
しました。
○ 停滞
 残りの児童のほとんどは,1分間20字付近で停滞しています。その様子を
みると,次の2つの原因が見つかりました。
・ホームポジションをいい加減にしていた。
・ローマ字の約束が定着していない。
○ 苦手を練習
 テストで苦手な「子音」を見つけて,「ローマ字入力(1)(2)」にもどって
練習するよう指導しています。
1割りほどいる,まるで手のつかない児童には,(1)(2)をはじめから練習する
よう指導しています。2回目は,半分くらいの時間で学習できます。
○ ソフトの改良
 児童に「苦手は?」と聞いても意識してない場合が多い。そこで苦手を見つけ
やすくするため,間違えた数を計数して児童に知らせるよう工夫しました。


2004年5月29日  「typing 様子」
 昨年度から,3年生以上で「ABC練習(1)(2)」「ローマ字入力(1)(2)」で
タッチタイプの練習を始めました。
○ ローマ字を習ってない3年生
 3年生は,3学期にタイピング練習をしました。ローマ字は4年生で学習する
ので,その下地なしで練習を始めました。「ABC」「ローマ字」「指の動き」
を同時に学習できました。
○ じぶんの進度で
 学習記録をもとに,自分のペースで学習を進めます。個人の差が大きく出ます。
二人組での学習では,問題が(1)と(2)に分かれることがありますが,「じぶんで
ドリル」を2つ起動して窓を切り換えことでスムーズな学習ができます。
○ 教師の役割
 最初に,ホームポジションの大切さを伝えます。
 練習中は,指の動きを確認して回ります。
 限られた台数のコンピュータを前に学習記録から「遅れ気味の児童を一人で一台」
「進んでいる児童は二人で一台」と進度別に組み合わせを変えます。
○ 練習の工夫
 キーボードを見ずに練習するために,B4くらいのシートで隠します。
 ペアの児童に,ホームポジションが崩れてないか確かめてもらいます。
○ 練習内容
 2年次なので,4年生以上の児童は「ABC練習(1)(2)」をせず,「ローマ字
入力(1)(2)」から復習しました。そして「ローマ字入力テスト」で習熟度を確認
して,スマイルの「キーボードファイター」に挑戦します。
○ 進度
 30何人に20台のコンピュータで練習しますが,3回の学習で平均的な児童は,
「ABC練習(1)(2)」を終えていました。遅い児童は(2)の途中で,早い児童は,
「テスト」も終えていました。
○ 成果と課題
 児童が「ABC」「ローマ字」を知らず,コンピュータが1クラスに20台の
環境でも,1年次は数時間,2年次は4時間,3年次は3時間位と学習を繰り
返すことで,大半の児童がタッチタイプを身につけることができそうです。
 課題は,実際のタイピングでは,つい手元を見てしまいホームポジションが
崩れる傾向があることです。2年次,3年次と繰り返し基本を指導する必要を
感じます。
 また,ローマ字の読み書き自体を目的としてないので,ローマ字学習の助け
にはなっても,ローマ字の習熟は期待できません。


2004年5月28日  「typing テスト」
 「ABC練習(1)(2)」で指の動かし方と,ABCを覚えます。
「ローマ字入力(1)(2)」でローマ字を覚えて,指の練習をします。
でも,どれだけ習熟したかがはっきりしませんでした。
 そこで,どれだけ応用する力がついたか確かめるために「ローマ字入力テス
ト」を作りました。
○ 別れ道
 ホームポジションをきちんと守って練習する児童は,時間がかかっても
タッチタイプができるようになります。ところが,早く進むだけの児童は,
ホームポジションを無視してしまい,応用に入ると困ってしまいます。
○「ローマ字入力練習」の欠点
 指の動かし方と同時にローマ字を覚えるために,同じ子音ばかり練習します。
常にホームポジションを意識していないと,指が練習中の子音やいつもの母音の
位置から帰らなくなります。これでは,目的のタッチタイプができなくなります。
○ 対策
 ホームポジションを大切にしないと,学習記録は進んでも,タイピングの力は
つかないことを何度も指導しています。
 力がつかなかった児童には,ホームポジションに帰ることを意識して,もう
一度「ローマ字入力(1)」からやり直すよう指導しています。
○ 習熟度の確認
 どれだけ力がついたか,応用力を確認するために,これまではスマイルの
「キーボードファイター」を使っていました。隕石が落ちてくる「バンバンバーン」
で20字クリアーするのを目安にしました。
○ ヒントが?
 新しいスマイル2になって,問題に「ABC」のヒントがつくようになりま
した。すると,つい「ABC」を見てしまいます。
 いきなり隕石の速さで答えるのは大変です。初めての児童には敷居が高すぎ
るのでヒントは大切です。しかし常にヒントが出ると,頼ってしまいかえって
タッチタイプのじゃまになります。
 そこで「2」ではなく,以前の「1」を使うようにしています。
○ 文字→指(直接)
 ローマ字入力は,仮名を決められたの「ABC」に直します。最初は,体系化
された「ABC」への変換が役立ちます。でも実際のタッチタイプでは,ローマ
字への変換を意識せず,見た仮名からすぐ指が動くことを要求します。
 児童には「指で覚える」という言い方で伝えており,ホームポジションを大事
にして練習すると無理なく身につきます。
○ 1分間に30字
 ワープロ検定4級では,10分間に300字入力します。これを目安にテストを作成
しました。最後の問題は,1分間に40字にしました。児童の様子を見ても,無理
なく到達しています。
○ 単語で練習
 最初は一文字ずつの出題ですが,実際の場面に合わせて,2字,3字,4字の
単語で出題しています。仮名を一文字ずつ入れるのは,1年生の仮名の練習に
当たります。
 言葉の固まりとして単語ごとに指が動くようになると,高学年の児童がノート
を書くように,下書きなしで画面に直接書くことができます。


2004年5月26日  「ドリルでエラー」
 「じぶんでドリル」で学習していると,「エラーが出ました。」と
何度か言われます。
○ 頻度と症状
 1時間の中で「エラー」がでるのは,3~6回です。
もう一度「ドリル」を動かせば,問題なく動きます。
Win98の場合は,「基本フソト」と「ドリル」のどちらに原因があるのか
分かりにくいです。
○ 学習記録
 一回ごとに記録していますから,エラーが生じても,学習記録が全部消える
わけではありません。でもエラーがでたときの学習記録は残っていませんでした。
○ 原因は?
 記録しているときにエラーが出るとすると,他の学習者と記録操作が
ぶつかっているのではないかと予想できます。これまで,同じファイルに
同時にはアクセスできない「排他処理」をしていました。
 ただし,そんな時は,後のアクセスに「待った」がかかるだけと
解釈していました。もしかすると,その時点でエラーになった可能性が
あります。
○ 対策
 「排他処理」を止めて,「同時処理」を認めることにしました。
 テキストファイルであれば,全部のファイルを読み書きするので,相手の記録を
消してしまう危険性があります。
しかしランダムファイルでは,一部データだけを読み込み,書き出しますから
相手の記録は変わりません。
○ 結果
 「排他処理」を止めて,数クラス使用しました。エラーはなくなりました。
「記録がおかしくなった」という声も出ていません。
 やはり原因は,ここにあったようです。


2004年5月22日  「文書をHPに」
 年間授業計画などをHPに公開しています。ほとんどが表の形ですが,
ワード,一太郎,エクセルなどいろんな形式です。
○ HPに載せる手段
(1)PDF  ソフトがちがっても,アクロバットリーダで表示できます。
(2)HTML ソフトから保存形式をHTMLにします。(3)
(3)HTML コピーと貼り付けで作成し直します。
(4)画像   ソフトから画像形式を指定して作成できる場合もあります。
(5)画像   キャプチャーソフトで印刷プレビュー画面を切り取ります。
○ PDF
 最近は,フリーソフトでPDFファイルが作成できます。
 簡単です。サイズの目安は,元のファイルと同じくらいです。
○ HTMLで保存
 ソフトでHTML化できます。簡単です。
 サイズの目安は,元のファイルと同じくらいか,大きくなります。
○ HTMLで書く
 直接HTMLを書くこともできます。ほとんどの場合ファイルサイズが
最も小さくなります。元の文書をコピー貼り付けしても,手間がかかります。
複雑な表では,画像より大きくなります。
 書体や大きさを揃えるため,元の文書を一度テキストファイルにして,
これをコピーしてHTMLにしました。
○ 画像(イメージ)で保存
 GIFか,PNG形式で保存します。保存先をしてするくらいです。
○ 画像切り取り
 印刷プレビュー画面をスクリーンキャプチャーソフトで切り取ります。
画面が限られているので,大きな表は,いくつかに分けます。
後で,ViXの編集,連結で結合しています。次に2色に減色します。
多少手間はかかりますが,どのソフトのデータでも処理できます。
○ ワード文書(67KB)の場合
(1)PDF   73KB(汎用性)
(2)HTML 171KB(簡単)
(3)HTML  16KB(1ファイルの処理に1時間くらい)
(4)画像    28KB(コピーしてペイントに貼り付けました。)
(5)画像    22KB
○ 目的に合わせて
・サイズ小さくしたいときは,HTMLで書き直します。
 ただし,複雑な表では,画像より大きくなります。
・とにかく簡単にしたいときは,PDFが手軽です。
・比較的サイズが小さく,手間が少ないの画像です。


2004年5月17日  「大切な名前」
 「じぶんでドリル」に名前登録をしています。高学年は,じぶんで
名前を入れ,3年生以下は,こちらで登録しています。
○ 間違い
 慎重に登録したつもりでも,間違いが入ります。。
 特に,番号違いは混乱を招く。どこかで一人分ずれると,それ
以降の者が全員違ってしまいます。。子ども達もがっかりするけど,
学習が進めなくなってしまいます。
○ 名前の準備
 学校全員の児童名簿を作成しています。住所や電話番号も入っていて,
次年度も再利用できます。表計算で作成しているので,いろんな場面に
利用できます。そして「じぶんでドリル」の名前登録に活用しています。
一石何鳥にもなります。


2004年5月16日  「スマイルで時間割」
 情報の学習の1時間目に,スマイルで時間割を作りました
○ 突然白紙に
 スマイルの2で戸惑ったのは,時間割を入れ完成のページにすると
白紙になってしまうことが何度かあったことです。
 保存して,後で印刷できますが,面倒です。
○ 原因と対策
 原因は,なぜか「新しい紙」が時間割をおおってしまうことでした。
「画面」から「文書1」を呼び出すと,作った時間割が出てきました。
○ 早くできたら
 児童によって,作業時間の差がまちまちです。早くできてひまそうな
児童に,「自分の好きな時間割をつくってごらん」という声かけがあり
ました。ただし,印刷はしません。
 児童の好きな教科が分かります。体育ばかりだったり,午前中だけ
だったりと,児童の気持ちを知るヒントにもなりました