「タッチin」

 これまでのタッチ入力は,「タッチしにくい」「応答が遅い」ので採用してません。
 2つの欠点を改善し,タッチ入力の良さを入れてみました。

〔 タッチしにくい 〕
〇 初代のタッチ入力は,珠が小さくてタッチしにくいのが欠点の一つでした。
 珠の動きをなくして,珠の色のあるなしで表現しました。
 珠をできるだけ大きくしました。

〔 応答が遅い 〕
〇 初代のタッチ入力は,移動する珠の一つ一つを操作してました。
 長方形で珠を隠すことで色をかえました。
 9つの珠の操作を5珠と1珠の2つ長方形の操作減らしました。
 タブレットの負荷をさげました。

〔 タッチ入力の良さ 〕
〇 かけ算
 かけ算の前半は,珠の置き方と九九の習熟をめざしました。
 後半は,実際の計算に近づけるため,タッチで足して数値で答えました。
 級が進むと数値が大きくなり,入力が面倒で分かりにくくなりました。
 タッチ入力は,珠算と同じでよく,入力が簡素化し分かりやすいです。
〇 わり算
 わり算の前半は,「たてる」「かける」「引く」習熟をめざしました。
 後半は,「かける」を求めず,「たてる」「引く」とタッチで簡素化しました。

〔 かけ算タッチin 〕
〇 かけ算の9級から6級の後半をタッチinに
 そろばんのサイズを少し小さくして,式や説明を入れました。
 「なおし」「0」「つぎ」「まえ」のキーもあります。
 「0つぎ」は,答が0用です。
 「なおし」は,入力ミスで一つ前にかえります。
〇 答の判定の工夫
 九九の答だけでなく,すべての珠の位置で判定します。
 計算が進むと,かける数の桁が減り,答の桁が増えます。
 答の桁数の増加は単純でなく,問題によって桁はふえません。
 複雑な条件となり,判定の信頼性がさがります。
 そこで,問題の事前準備で答を用意しておきました。

〔 わり算タッチin 〕
〇 わり算の8級から6級の後半をタッチinに
 戻し算を考慮すると複雑な条件となり,作成が困難になります。
 対策として,既存の戻し算対応の学習を練習用に準備できます。