「ひな形集」と「じぶんでドリル」での環境づくり

 これまで情報教育が手さぐりで進められてきましたが,何をどう指導すればよいか,作品の保存と活用,維持管理など課題が提議されています。そこで,教材の「ひな形集」と学習ソフトの「じぶんでドリル」を整備するとより活用しやすい環境となります。

○ 学習内容
  全体計画 年間計画 技能目標 にそって,お絵えき,文字入力,Webページ(画像+文字)の学習環境を「ひな形集 」として用意しました。また算数を中心として教科の学習と小学生向けのキーボード練習を「じぶんでドリル」で用意しました。

○ 作品の保存と活用
 「ひな形集」では,「お絵かき」や「絵日記」「Webページ」がはじめ準備されています。この「ひな形」を編集して,上書き保存します。保存された作品は,その場で閲覧できます。LANに保存するための「場所・名前・種類」の設定をしなくてよいので,低学年の児童でも保存,閲覧ができます。
 また,題材ごとに保存するので,一括で印刷したり,Webページとして公開するなどの活用にも便利です。

○ 環境作り
 フリーのソフトで構成するので費用はかかりません。閲覧用の「ネット」と入り口の「まめfie」,学習用の「じぶんでドリル」,入門用の「まうす」の4つのアイコンを設定します。児童機にそれようのファイルを複写します。親機に「ひな形集」と「じぶんでドリル」を設定します。
 ・ 「ひな形集」「アルファエディット」,「まめfile4」の設定
 ・ 「じぶんでドリル」のインストールLAN設定
 ・ 「まうす」体操のアイコン設定

○ 維持管理
 「ひな形集」の”box”フォルダの名前を変更をして,未使用の「ひな形集」を複写します。
 「じぶんでドリル」は,学習記録と名前記録をフォルダごと削除します。名前の登録は,1年生を除いて,児童自身でできます。

○ 課題
 簡単に学習できる環境ですが,想定外のトラブルもあります。
 ・ 「ひな形」でなく「新しい紙」を使って保存できなくなる。
 ・ 操作ミスで気づかずに「フォルダ」を移動する。(「まめファイル」では確認が出る。)
 ・ Webページの「ひな形」がくずれる。(対策:文字ファイルを独立させた。)
 ・ タッチタイプの知識がない。(ホームポジションや指の運び)
 ・ 「ひな形集」や「じぶんでドリル」の導入や設定ができない。

○ これから
 「ひな形集」と「じぶんでドリル」の環境が設定してあれば,「お絵かき」だけでも,学習が楽になります。
 また作品の「ひな形」は柔軟性があり,Webページの心得があれば自由に準備することができます。学年やクラスのフォルダに撮った写真を保存すると活用しやすいです。

詳しくは「じぶんでドリル」+「ひな形集」をご覧ください。